不安定は魅力的!? (前編)

 

こんばんは、ゆうきゆうです。

暴力、嫉妬、浮気…ハタから見ていると最悪と思われる人なのに、どうしても別れることができない、という方が身近にいらっしゃいませんでしょうか。

 

 みなさんは「ダブル・バインド」という言葉をご存知でしょうか。生物学者かつ精神医学者であるベイトソンによって提唱された理論です。日本語で言うなら「二重拘束説」。もっとカンタンに言うなら「二重に縛る」という意味です。

 

 たとえばあなたが、「この仕事をやったら1万円あげる」と言われたとしましょう。

 こんなときは、「じゃあ、やります」「その額じゃイヤです」と、すぐに態度を決められます。

 また逆に、「この仕事をやったら殴る」と言われたら、「それほど言うなら、やらないよ」と、同じように自分の意思をハッキリと決めることができるでしょう。

 しかし、「この仕事をやったら1万円あげる。でも殴る」と言われたら、どうしていいのか分からなくなるのではないでしょうか。

 

 これこそがズバリ、「ダブル・バインド」。

 人は相反する二つのメッセージを一度に発されると強い緊張を感じます。そしてその結果、「この人の真意は何なんだろう…」と相手の行動が気になって仕方がなくなり、気持ちを強く支配されることになってしまうのです。

 

 よって一言でまとめるなら、

「ダブル・バインドは相手の気持ちを不安にさせ、その結果相手の心を強く支配することになる」ということ。

 

 実際にこのようなことは、多くの恋愛で起こっています。

 ヤ○ザの男性は、女性をさんざんに殴ったりした後に「オレは本当はお前のことを愛しているんだ…」と、泣きながら抱くそうです。

 これももちろん、ダブル・バインド。こういった二面性を見せられた女性は相手の真意がつかめず、結果的にその彼から離れられなくなります。

 

 またこれは普段の恋愛場面を想像してみてもいいでしょう。

 完全に浮気をしていたのがバレてしまった。どう考えても怒られる…。そんな風にビクビクしているとき、相手がにこやかに笑っていたらどうでしょう。

 男性「怒ってる?」

 女性「怒ってないよ」(にこり)

 めっちゃ相手のことが怖くなりませんか? そして同時に気になって気になって仕方なくなりませんか?

 男性「え? え? 怒ってるでしょう? どうしたの!?」

 その結果、単純に怒るよりも、相手は不気味に感じ「マズい…。もう二度としないどこう…」と感じるはずです。

 

 そう考えると、ダブル・バインドは一見スゴい効果を持つ、最強のテクニックのようにも思えますが、怖ろしい落とし穴がありますので、要注意!

 

次回予告:ダブル・バインドの危険性を考えたうえで、利用する技術を考えます。