誉め言葉から分かる心理 (後編)

 


(前回からの続きです)

 

「きみって、本当にかわいいよね…」。という誉め言葉に対する反応から、相手の気持ちを見抜くというテーマです。相手の反応の分析の途中でした。

 

 

◆ 4「あなたのほうがカッコいいですよぉ」

 

これは上記1・2番の大人の女性が、あなた自身に対して好意を抱いているときに見られるパターン。心の底からためてきた好意が、あなたの誉め言葉によって反応的に出てきています。可能性は90%です。

ちなみに僕はいわれたことは一度もありません。

 

◆  5「最近、阪神、弱いよねぇ…」(強引な話題転換)

 

これに関しては、「嬉しいけど、あなたに私を口説きモードに入らせたくない」と考えている可能性が大です。このままでは、OK度20%。こんなときはその場はとにかく相手の話に合わせ、少しずつ意識の壁を取り除いていくことが大切です。人間は自分の話題に賛成してくれる人には、無条件で好意を抱くもの。そうすれば、OK度は40%くらいにはアップしてくるかもしれません。

 

 

◆  6「……」(黙殺)

 

これは、基本的に4と同じです。嬉しい! でもどう答えていいのか分からない。よってその気持ちを完全に押し込めてしまっているわけです。これを「抑圧」といいます。

 

やや内向的な分、4より可能性は低く、OK度は60%くらいでしょう。こういう場合はこういいましょう。

「あ、もしかして怒らせちゃった…? ごめん。でも本気でそう思ってるんだよ。」

そうすれば少しずつ相手の緊張も解けていくはずです。

あまりにしつこいと、黙殺から撲殺に変わることがあるので注意してください。

 

 

そう考えると、もっともOKの可能性が高いのは4番です。

でも実際の現場がこれほど典型的な結果になることはまれですので、とにかく単純にこのことだけ覚えておいてください。

 

「反応が柔らかければ」→とりあえずグッド。

「反応が固くなったら」→やや警戒されている。

 

最初の誉め言葉の反応で、相手の気持ちを知ることができる!

これこそがスーパーメソッド「ソフトハード・タッチ」!

 

相手の心の触り心地は、カンタンな誉め言葉で見抜くことができるんですよ。

 

 

人には、自分のすべての行動を「自分」全体に置き換えて考える傾向があります。

 

たとえば男性が自分のオススメの店につれてきたとき、女性に

「この店、あまり落ち着けないよね」

と言われれば、彼は自分全部が否定されたように感じてしまうわけです。

 

このことは誉め言葉であっても同じです。「キレイだね」と言ったとき、実は言った人はその言葉に全身全霊をかけているもの。それを叩き落とされることは、かなりのショックでしょう。

 

でも、それを恐れていては何も始まりません。

あまり深く考え込む前に、とにかく相手の心のドアをノックすること。あなたの気持ちが閉じていたら、相手だって心を開いてくれるわけがないんですから。