誉め言葉から分かる心理 (前編)

 

今回はちょっとしたちょっとしたクイズから相手の心を見抜く技術を学んでいきたいと思います。

 

今のあなたは男性。もうめっちゃ大好きな女の子にやっと約束を取り付けて、ついに二人っきりでバーに来ることができました。「そうだ…。心理学では、とにかく思ったプラスの言葉を口にしろって言ってたな…」

そう思い出したあなたは、会話の途中で彼女に言います。

「きみって、本当にかわいいよね…」。

このとき彼女の返答の中で、もっとも潜在的な『OKサイン』の可能性があるものは、次のうちどれでしょう?

 

1・「そんなことないですよ」

2・「ありがとう」

3・「殺す!」 (照れ隠しっぽく)

4・「あなたのほうがカッコいいですよぉ」

5・「最近、阪神弱いよね」 (強引な話題転換)

6・「……」 (黙殺)

 

まず最初に、心理学的に重大な事実を。

「人は誰でも、誉められたら嬉しいし、けなされたらムカつく」ものです。

 

人間は例外なく「みんなと一緒でありたい」という欲求を持っているため、「何言われてもカンケーねーよ」と完全に思い込むことはできません。これは相手がビルゲイツであってもであっても同じことです。

すなわちどんな相手であっても、とにかく誉めてあげることが大切。誉められて嬉しくない人はいないのです。

 

しかしそこに色々な心理作用が関わってくるため、上のように表に出てくる言葉が違ってくるわけです。では、それぞれの言葉にはどんな潜在的な気持ちが隠されているのでしょうか?一つ一つの答えを見ていきましょう。

 

◆ 1「そんなことないですよ」

 

ごくごくノーマルな反応。自分でもある程度「かわいい」ということは認めており、なおかつ謙虚さも持っています。少女から大人への成熟段階です。OK度は50%です。

 

◆ 2「ありがとう」

 

誉められなれているため、すぐにソツのない反応ができている大人の女性です。このままではOK度30%。こんな場合は、誉め言葉を変えてみることが大切です。「頭がいいんだね」「優しいんだね」というような内面を誉めることがベストでしょう。それができればOK度は80%以上になるはずです。「耳の後ろを誉めたりするのも、意外性があって有効」と言ったこともありましたが、これは別の意味で引かれてしまうこともあるので注意が必要です。(実体験)

 

◆ 3「殺す!」(照れ隠しっぽく)

 

これは誉められるのに慣れてない女性の反応です。嬉しいながらも戸惑ってしまって、ついこんなことを言ってしまっているのです。「あまりに極度に喜びを出しちゃいけない…」その結果、逆に悪意ともいえる「殺す」という言葉によって隠しています。これを「反動形成」といいます。

 

いずれにしても言われなれていないわけですから、「本当に!」と念押しして相手の意識に浸透させること。さりげにOK度70%。意外に高いところがポイントです。

 

万が一、冗談でなく本気で殺そうとしているときはダッシュで逃げてください。

 

次回予告:答えを分析し、そこから導かれる人間心理に普遍的な法則とは?